老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

心筋梗塞 ― 初夜 

6月18日夕方、胸の痛みに我慢ができず、島の網小医院に電話した。看護師が残っているので、来るようにとのこと。運転が無理なら、迎えに行くと言ってくれた。

運転はできる状態だったので、自力で医院に行く。

心電図を見たその看護師は、非常に驚いて、即刻救急対応のできる病院にいかなければいけないと、私の反応をまったく考慮に入れずに、連絡船の手配をした。

入院先は石巻日赤。

簡単な検査(短時間だから私がそう感じただけで、複雑な検査がなされたのかもしれない)で分ってしまうほど右側の心臓が壊死していて、そのまま集中治療室でカテーテル。

手術は順調で、死ぬのだけは免れた。

深夜、救急の部屋に運ばれた。

担架に乗せられて、部屋に入るまで、病院の廊下の天井を追った。

ピンク・フロイドの「光」のオープニングのシーンを連想した。

部屋でされたことは、排尿のためのパイプ挿入。

モノが細めにできているためか、看護師が二人試してもダメで、執刀医が呼ばれて、悪戦苦闘してようやく挿入できた。

終わったとき、医師は腰が痛いと嘆いた。

私は、心から謝った。

付:
4~5年前だったか、排尿障害で一度、パイプを入れさせられたことがある。その時はすんなり入った。



死後の世界

夢枕に出てくる死者は、第三者が確認できない。その当人も目や耳で物体として確認できない。夢は幻である。

ところが、幽霊を実際に見たという人がいる。

西丸震哉である。この人は厚生省の役人で、地方勤務のとき、幽霊につきまとわれた。いくら追っ払ってもついてくるので、上司に転勤を願い出た。上司はそれを正当な理由として、即刻配置転換を認めた。

この人の著書を読む限り、発想は奇抜であっても、非常にまともな考えの持ち主である。幻覚に犯されるような人物とはとても思えない。転勤のためのウソをつくような不誠実な人間でもない。

実際に彼は幽霊を見たのである。何回も見たのである。

よく言われるように、「ない」の証明は難しい。「ある」の証明は一つ示せばそれで済む。

もう一人は佐藤愛子である。

このおばあちゃんは、(私もおじいちゃんだが)あの世と交信できる人物を仲間に持っていて、あの世があると信じている。デタラメを言うような人物を仲間にするようなボケおばあちゃんではない。それに交信した内容に曖昧な解釈の余地がないことも認めている。外交文書にあるような読み方によってどうにでも解釈のようないい加減さはない。

この二人の著書を読むと、あの世があると認めないわけにはいかない。

あるとすれば、私もあの世に行くことになる。

あの世でモモやリッキーやメリーや多くの鶏などと再会できるだけなら期待に胸がふくらむが、子供の頃のいじめっ子や宮仕え時代のいじめ上司とも会わなければならないとすれば暗澹たる思いで一杯になる。

死後の世界。

あと1日遅れれば(当日荒天により船もヘリも動かなければ)、死んでいた私は、モモたちと会わなくても、いじめっ子やいじめ上司にだけは遭いたくない、あると認めながらもないものと願うこと、切実である。

付:
ハムレットの父の亡霊をシェイクスピアは本気で登場させたのだろうか。見物人は本気で信じたのだろうか。60年にわたる私の疑問である。確信できる答はまだ得られていない。たぶん本気だろうと憶測する程度である。



糞、癌、痔を人名用漢字に追加する神経

石巻日赤の2階に図書閲覧室がある。
医療、死生観関係が大半を占めているが、一般教養の書籍も揃えてある。

漢字廃止論者である私の目に、新「ことば」シリーズ20がとまった。
文字と社会 国立国語研究所。

その中に、バカ者が法務省で飯を食っている事実を知った。本当は呆れてものが言えないのだが、あえて物をいうことにした。

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2004年 人名用漢字
糞 癌 痔を追加

法務省法制審議会人名用漢字部会

(法務省の説明)人名にふさわしいかどうかという要素は客観性に欠けるとして考慮されなかった。

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ふさわしいかどうかを判断するのが漢字部会ではないか。それをしないで、糞子、癌助、痔太郎を認めるというのだ。

2004年の部会のメンバーは悠々年金暮らしを送っているのだろうか、まだ法務省に残っているのだろうか。

これには後日談があって、マスコミや市民から非難の声があがって撤回したという。

これほどのバカだから、なんで非難されたのかさっぱり分からかったことだろう。周りがうるさいから撤回しただけのことだ。

にっくき世紀の悪法裁判員制度のPRに、一般市民の良識を裁判に反映させるとあったと記憶するが、こんな非常識、無責任がまかり通る法務省には必要かもしれない。

というのは冗談で、市民レベルの良識をもたない人間を役人に据えることがおかしいのである。

この法務省の役人、私は任命しただけで、部会は有識者で構成されているなどと言い訳けするかもしれない。その位の厚顔は持ち合わせていることだろう。

だいぶ前、自分の子供の名前を「悪魔」として、その届けを市役所の窓口が受理しなかったというニュースがあった。

国家試験を合格した高給国家公務員より普通の地方公務員の方が、はるかにまともである。勇気がある。

権威を疑え。




参議院 - 増幅するムダの象徴

私は参院無用論者でやってきた。

19世紀ならいざ知らず、この21世紀に何の役割りも持たない。ただ国会議員共同体を肥やすだけの存在である。

1票の格差是正をするなら、全国区にすればいい。

過疎地の議員救済は、ドブにカネを捨てることが救済と信じている。信じていることを正直に語れないものだから、体裁をつくろう。

国会議員は、自分たちの好き勝手に日本を動かしている。

野党が反対しているそうだが、同じ穴のムジナだ。

こういう選挙制度に不満を感じない選挙民がお人よしということだ。

私はそれほどまでにお人よしでないから、ブログに残しておく。

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自衛隊のカネを天災の対策に

6月18日救急船と救急車に運ばれてから4週間、ネットから断絶して、昨日ようやくネットニュースを開くことができた。

西日本の大雨で多数の犠牲者が出た。
生き埋めになった人もいた。
心筋梗塞で右半分が壊死した私は、その時の苦しみは他人事ではない。(心筋梗塞の痛みは胸を締め付けられる気絶するような痛みで、あと一日延びたら死んでいた)

話は飛ぶ。

国土を守る、国民を守る、こんな口先ばっかりの国会議員にうんざりだ。15兆円も予算を割り当てておきながら、国土をただ天気予報の発表ですませ、国民を生き埋めにして、全力で対応していると言う。

もちろんこの15兆円は防衛予算であり、潜水艦をもぐらせ、戦車を走らせ、ジェット戦闘機を飛ばすためのカネである。

敗戦から今日まで外国からの戦争脅威は、軍事評論家と軍需産業の代弁者が叫ぶだけで、実際に戦争で死んだ日本人は一人もいない。

その間に、天災で死亡した日本人の年間ゼロの年は一つもなかった。

これはだいぶ前にブログにしてある。

今日、退院2日目で、ろくに歩けない状態で再び取り上げたのは、政治家の愚かさ、ひいては選挙民の愚かさが一向に改まっていないからである。

日本のある地点が毎時何ミリの集中豪雨に遭ったとき、どれほどの被害(国土および人命)が発生するか。これを国土地理院の検地並みに全国で実施する。それを基にして、「治水」する。

日本の国力ならやろうと思えば、やれる。

カネは15兆円ある。1件千億円の治水で150地域、1県あたり3地域が対象になる。防衛予算は言葉通り年15兆円である。これを10年続ければ、1500地域の国民が恩恵を蒙ることになる。

人手には困らない。心身共に筋金入りの青壮年が15万人いるのだ。無理やり理屈をつけてむなしく定年を迎える今より、どれほど彼らが満足感と充実感を実感することか。

陸自の現場での活動のすばらしさは、3.11の石巻で目撃している。

彼らはやれる。

やらせないのは、口先同情と謝罪の国会議員である。それを性懲りもなく地元利益誘導を最優先にする選挙民である。

このままで行けば、人命被害は増え続ける一方である。

気象庁は、低気圧で厚い雨雲が停滞しているので、大雨に注意するようにと、雨が降ったら天気は悪い式のリピート(原稿は数年前に仕上がっている)、環境省にいたっては、なぜこのような「異常気象」が年々増えるのか、まったく他人事である。

日本は好戦国家に囲まれていない地政学的に非常に恵まれた国である。

武器よさらば、治水よ今日は。

付:
1. 走り書き、チェックはしていない。
2.「正直言って」予想しなかったあなた自身がバカのよ、竹下さん。個々の予想はともかく、これを機会に防衛から防災の方向転換の舵取りになってください。(どのような非難も受けるなんてそらぞらしいから言わないで)

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西日本豪雨 自民・竹下亘総務会長「どんな非難も受ける。これだけの災害になるとは予想せず…」
2018.7.9 16:38 産経新聞

 自民党の竹下亘総務会長は9日午後の記者会見で、西日本豪雨の初期段階にあたる5日夜に自身や安倍晋三首相を含む自民党議員数十人が懇談していたことについて「どのような非難も受ける。正直言って、これだけすごい災害になるという予想は私自身はしていなかった」と述べた。

 5日夜の懇談は、自民党の中堅・若手議員が党幹部や閣僚と東京・赤坂の衆院議員宿舎内で懇談する「赤坂自民亭」。危機管理の面で問題があるとして野党の一部から批判の声が上がっている。


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