あれだけサブ・プライム・ローンが話題になっていながら、麻生はローンの拡大を奨励している。あきれる。
今後、10年、20年と借金を抱えて、どこの会社に勤めていれば安心というのか。親方日の丸の国家公務員以外はすべて不安定である。
県や市だって、安全でない。北海道のどこかの市、たぶん住民の要望を唯々諾々と叶えてきたためだろうが、がいい例だ。国家公務員が安全なのは、彼らがダメになる時は、国の名の元、恥じることなく、インフレか戦争、あるいはその両方に訴える。その時は、日本がお仕舞いになる時でもある。それまでは安全という意味だ。まあ、これほど不幸なことはないが。
だから、20年後の年収がいくらになるかなど、誰も確信できない。1年や2年で明け渡すならともかく、半分以上返済した後で、家を手放すなんて、考えただけでも悲しい。そうなってから、(生きていればの話だが)20年後の麻生に、「一杯食わされた」とねじ込んでも、後の祭りだ。借金だけが残る。豪華な住まいに一時住んだだけでも幸せと、アメリカのローン住民に言い聞かせた私だが、若い日本人に同じ事は言いたくない。
住宅ローン減税は、買い手のためにあるのではない。マンション建築業者、土建、住宅建築会社、そして、金融機関の救済と繁栄のために仕組まれたものである。
麻生が抜本的対策というものだから、資金運用の禁止かと思ったところ、なんのことはない、ただ金をだぶつかせるだけのことだった。
抜本とは、根っこを引っこ抜くことである。ローン減税や日銀利下げは、小手先、枝葉末節というものである。彼には中学校の国語のおさらいが必要だ。
家を買うのなら、自分の金をコツコツ貯めること、それで不十分なら、万が一返せなくなっても笑って許してくれる人から笑って済まされる程度の金を借りることだ。
政府や銀行と友達になってもろくなことはない。

