老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

私の最後の楽園 - DEAD OR ALIVE

去年の3月家庭の事情で島を出て以来、私は天の川を仰いでいない。

島にいても、月に数回に過ぎないが、玄関を出れば好きなだけ見ていられた。

これを愚痴ると、古い仲間は、夜空を眺めるために都会の便利さを捨てるなんて気が知れないと呆れていた。

私は都会暮らしの便利さを評価している。しかし、その土台は空気と水と夜の暗さと静けさである。

確かに関越道で1時間もはしれば、天の川を観ることはできる。しかし、所詮商業ベースの観光である。

私は、満天の星を生きているうちにもう一度、(来年は欲深というもの)自分の庭でながめたい。

6月に島に戻る。

畳はカビがはえているだろう、柱はシロアリで食われているだろう、敷地は竹やぶになっているだろう、風呂は使えないだろう、もしかしたら雨漏りもするかもしれない。

一向にかまわない、こんなことで人は死にはしない、そもそも死んでも特別に惜しいとも思っていないのだ。

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