老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

不毛の論議 田舎か都会か

不毛の論議 田舎か都会か

今の日本で「田舎がいいか、都会がいいか」が議論されるが、朝飯はパンか飯かと同程度に無意味である。

ある人は悪例を挙げて田舎は地獄、好例を挙げて都会は天国と主張すれば、ある人はその逆を逆の例で主張する。

とっくに卒業したが、私もその論議に積極的に入り込んだ一人であった。

私は、とうにその無意味さを卒業し、今は「田舎か都会か」そのものが関心の的である。

世界の歴史をみれば、居住を自由に決められる個人が多数を占めた国家、社会は皆無と言って差し支えない。

大工が江戸は飽きた、じゃあ大坂に移るか、肉屋が定年でローマは退屈だ、アレキサンドリアに引っ越そう、こんな話は聞いたことがない。

引越しができるのは、金持ちの特権階級に限られていた。

大昔の話だけではない。

すこし前のお隣の大国でも、農村から都会に引っ越すことは重罪だった。


それが、今の日本ではごく当たり前にできる。

一億総特権階級である。

田舎か都会か・・・贅沢の極みである。

付:
1.当たり前のようで本当は当たり前でないこと、これはその一例である。
2.いくら安倍がデタラメ宰相でも、居住選択の自由を制限するような憲法“改正”はないだろう。

(0503 14:00 寝ている時が一番静か、人間の子供と同じ)
180503天下泰平


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad