老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

自衛隊 ― 合憲論者は憲法を読みなさい

自衛隊 ― 合憲論者は憲法を読みなさい。

それでも合憲というのでしたら、中学校の国語の授業を受け直しなさい。

それでも合憲というのでしたら、精神病院で診てもらいなさい。

共産党の志位委員長までが、しばらくは合憲と発言したのですから、日本語は軽さの点で世界で一二を争う言語でしょう。

言葉を軽ろんじる民族は、文明人ではありません。発声するだけの鳥獣類です。

鳥獣類とまでは行きませんが、文明人とは思えない発言が安倍さんの口から出ました。

安倍首相「侵略受けたらどうなる」

これが一国の長の発言です。

無責任にもほどがあります。

阿部さんは侵略がどういう条件で発生するのか、一度も考えたことがないのでしょう。

日本史の授業でも世界史の授業でも、先生の話をただぼーと聞いていただけ、予習・復習で教科書を開いたことはなかったでしょう。

侵略は、大金を懐にして成田に降りる観光客の集団のことではありません。

侵略は、戦車に乗って、野超え、山超え、川を渡って土地をその国の同意なしに自分の物にする行為です。

他人の土地を相手の同意なし家を建てるのは非合法です、畑にしたら非合法です。

他国の土地を自分の版図に組み込んで、合法的であるのは戦争の場合だけです。

安倍さんの「侵略受けたらどうする」は、「戦争になったらどうする」と同じことです。

日本が戦争をするかしないかは、総理大臣の権限でしょう。

安倍さんは、「オレが戦争したらどうなる」と言っているのです。

彼は、「オレは戦争をしたくない、相手が仕掛けてきた場合のことを言っているのだ」と反論するかもしれません。たぶん、反論するでしょう。

この反論の根拠はどこにあるのでしょう。

前にもブログにしましたが、私自身が中身を忘れてしまったので、おさらいします。

相手が戦争を仕掛ける条件

1.豊かな資源や肥沃な土地に対する領土的野心
2.自国の安全を脅かす行動に対する自己防衛
3.美女・美玉の奪い合い
4.指導者の個人的野心や面子
5.指導者の失政に対する国民の不満のはけ口
6.軍需産業保護育成のための軍需品の在庫処分
7.指導者の狂気
8.宗主国の手先

ざっとこんなものでしょう。

さて、阿部さんが想定している仮想敵国をこれで見てみましょう。

先ず、中国。
4項と5項の可能性有り。6項は国家事業だから、育成も何も関係無し。

次に、北朝鮮。
2項と4項の可能性有り。

最後にロシア。
すでに1項の領土的野心が達成している(安倍さんが追認している)ので、全項無し。

いかがですか。

これで、中国・北朝鮮が対馬、佐渡島を占領して、本土新潟に上陸しますか。

日本が宗主国アメリカの属国の義務から戦争をしないかぎり、戦争は100分の千パーセントありません。

戦争がなければ、侵略がないのは当然の帰結。

まじめに反論した志位さんも志位さんです。

どうして、侵略が空論であり誇大妄想であることを説いて、安倍さんにギャフンと言わせなかったのでしょう。

今は合憲、後に違憲。

こんな場当たりで有権者が味方になるとでも思っているのでしょうか。党勢拡大の奢りからの大錯覚です。

安倍さんの自衛隊員のお涙頂戴同情発言の方がよほど大衆受けします。

自衛隊のこと:

毎年日本のどこかで発生する天災での自衛隊員の滅私奉公ぶりを私は高く評価しています。

石巻に暮らしていた私は、3.11でも実感でき確信もできました。

私が評価しているのは、富士山麓で戦車に乗って戦争ごっこをしている時の自衛隊員ではありません。

潜水艦で魚と一緒に潜っている自衛隊員でもありません。

戦闘機に乗って騒音を撒き散らしながら、カラスと一緒になって空を飛んでいる自衛隊員でもありません。

ましてや、エアコンの効いた快適空間で、戦争論を弄んでいる軍服官僚ではありません。

純な気持ちで、天災に遭った人民を両手・両足で助ける時の自衛隊員です。

武器を携えていない自衛隊員です。

それを、阿部さんは票集めという不純な動機に利用しました。汚い男です。

自分が汚い男であることを自覚しない、できない事が彼にとって幸いしているとも言えます。

しかし、これが一国のリーダーです。

こんなリーダーを選んだ国民にツケが回ってこない訳がありません。

御覧じろ。


付:
1.
トルストイの「戦争と平和」のエピローグは戦争がテーマですが、出だしの段階でよく理解できなかったので、最後まで読んでいません。
2.「この間に侵略を受けたらどうなるのか。災害出動もできない」侵略を受けている最中の災害出動は自衛隊員である必要はありません。「受けたら」またまた空しい仮定。必要なのは、彼の精神鑑定です。
3.仮想敵国日本:5、6、8。日本の方が、よほど怖い。

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安倍首相「侵略受けたらどうなる」 志位委員長「政権奪取後しばらく合憲」 共産党の自衛隊違憲論めぐり
10/8(日) 9:30配信 産経新聞

 与野党8党首が7日臨んだインターネット中継動画サイト「ニコニコ動画」の党首討論会では、自衛隊は憲法違反との立場を取る共産党の志位和夫委員長への批判が集中した。

 口火を切った日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は「違憲を合憲と見直すのか、自衛隊をそもそもなくすのか」とただした。

 志位氏が党綱領に基づき「国民の多数の合意が成熟して初めて解消に向けた措置を取ることができる」と説明すると、安倍晋三首相(自民党総裁)は「志位氏が首相になり、『自衛隊は違憲』といった瞬間に自衛隊法は違憲立法となる。この間に侵略を受けたらどうなるのか。災害出動もできない」と畳みかけた。

 さらに公明党の山口那津男代表が「立憲民主党も拒否するのに、どうやって政府を作るのか」とただすと、志位氏は党綱領に基づき「(共産党を含む)政権はすぐに自衛隊を解消する措置はとれない。(しばらく)合憲という立場を引き継ぐ」と説明した。

 これを聞いた首相は「自衛隊の諸君は命がけで日本人の命を守る。『自分たちは違憲だと思うが、災害があったら皆さん命をかけて国民の命を守ってください』というのは無責任だ。この状況こそが政治の場に携わる者の責任だ」と述べ、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改憲案の意義を強調した。

 激しいやりとりを聞いていた希望の党の小池百合子代表(東京都知事)も参戦した。「『しばらくの間は合憲』といったが、平成5年の自社さ政権では、社会党が一夜にして自衛隊をめぐる立場を変えた。志位氏も同じことになるのでは」と加勢した。

 志位氏は「党として違憲という立場を変えない。憲法判断を変えるのは情勢が熟したとき」と再度言及したが、小池氏は「しばらくの間とか当面の間などは世界情勢の中で許されない。無責任だ」と批判を重ねた。これには安倍首相も「その点については小池氏とまったく同じ意見だ。しばらく合憲と認めるが、自衛隊は命をかけるというのはあまりに無責任だ」と歩調を合わせた。

 志位氏は「私たちが参加した政権が、すべての国々と平和的な友好関係を作る。日本を取り巻く平和的な環境が熟する。それをみて国民の圧倒的多数が『もう自衛隊がなくても安心だ』となったら、初めて9条の完全実施(自衛隊の解消)ということだ」と訴えたが、首相らは首をひねったままだった。

 共産党との候補一本化を進める立憲民主党の枝野幸男代表は「自衛隊は違憲と皆さんがいう状況ならば、どう変えるか考えないといけないが、国民の圧倒的多数も私も合憲だと思っている。(違憲論の多い)学者は普通の国民と違った反応が出てくる」と述べ、憲法9条に自衛隊の存在を明記する首相の改憲論を批判した。

 枝野氏は平成27年の安全保障関連法の国会審議で、憲法学者の違憲論を根拠に反対姿勢を強めていた。首相は「あまりにも自衛隊の気持ちを分かっていない議論だ」と反論した。

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