老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

聊斎志異 金陵乙 乙は人か狐か


酒屋の主は人で始まる。狐と話をする。終わりは狐になっている。女房が引き取って狐の姿の主の面倒を見る。

不自然な流れである。

柴田訳を繰り返し読んだが、やはり納得できない。

私の感性が鈍いのか。


厭勝

原文の中に「厭勝」があった。現代漢語、中日大辞典に出ていない。廣漢和にはしっかり出ていた。ついでに旺文社の漢和を見てみたら、出ていない。大修館の新漢和にも出ていない。香坂現代中国語辞典には「まじない」とあった。さすがである。旺文社は、「厭」は意味の最初が「おす」で「あきる」が二番目になっている。いい辞書である。

褐色

簡体字白話、繁体字白話、ともに褐色となっている。中国人には褐色で粗末な布であることがわかるのかもしれないが、やはり、現代漢語詞典にあるように、「褐」すなわち、粗布或粗布衣服として訳してもらいたい。柴田訳は、「けおりのきもの」と訳して、賤しい者の著る毛織の著物とていねいな註がついている。

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金陵乙 卷九 第卅五篇

南京有個賣酒的小商人某乙,每次釀好酒,都要加水加藥。因此酒量再大的人,吃了他的酒也不過幾杯,便要爛醉如泥。因此他家的酒得了一個”中山酒”(1)的名號,生意興隆,積了一大筆錢。

一天早起,某乙看見一隻狐狸醉倒在酒糟邊上。他把牠四隻腳捆住了,剛想去找刀,狐狸已經醒轉過來,哀求他道:“請你不要害我的命,你要求什麼,我都滿足你!”某乙便放了牠,一轉眼,牠已幻化成一個人。

那時同巷子孫家的大媳婦被狐狸精迷住了,某乙便問那狐狸知不知情。狐狸道:“就是我迷的。”某乙曾經偷看過孫氏的小媳婦,比大的更漂亮,便要求狐狸精帶他去。狐精起初不願意,某乙再三求牠,狐狸精便邀他去。到一個洞裏,取了一件褐色的衣服給他道:“這是我死去的哥哥留下來的,穿上它便可以去了。”

某乙穿著這衣服回來,家裏人都看不見他;直到穿上平常的衣服時,才又顯出形體。他高興極了,便和狐狸精一道上孫家去。只見牆上貼著一道大符,符上的筆劃歪歪曲曲的像一條盤旋的龍。狐狸精驚慌地道:“這個和尚厲害,我不去了。”回頭就走了。

某乙縮手縮腳地走近一看,果然是一條真的龍盤在牆上,昂著頭像要飛起來的樣子。這才嚇得慌謊張張地逃了回來。原來孫家請了一個遠方來的高僧替他們驅邪,和尚先給了一道符叫去請的人帶回來,他自己還沒有到。

第二天,和尚來了,便搭了一個壇作起法來。附近的居民都去瞧熱鬧,某乙也夾在人群裏看。忽然,他臉色大變,急忙奔逃,好像有誰來捉他的樣子。跑到門外,一跤跌倒地上,便變成了狐狸,周身還穿著人的衣服。人們要殺掉他,他的老婆孩子叩頭懇求,和尚才答應叫她們牽了回去。他家裏每天餵他飲食,過了幾個月也死了。

註:
1.中山酒,又名千日酒,是一種酒勁很強的陳釀。狄希,中山人,能造千日酒,飲之亦千日醉。州人劉玄石嘗求飲一杯,至家醉死;三年後狄希往探,令其家發塚破棺,劉方醉醒,而發墓人為其酒氣所冲,竟各醉臥三月。


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