老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

もう一つの藪ヘビ 産経の鈴木勝教授記事


慶応の鈴木勝教授は、数十年前に東京新聞以来で懐かしい。あの遠山の金さんシリーズは、出色だった。

今日の産経がネットで紹介した記事は、彼の政治的感性が衰えていないことを証明している。

「ミサイル発射は安倍首相のせい」のタイトルは、アイ・キャッチングで特に云々するほどのことではない。「聞くだけで英語がペラペラ」、「30分で腰痛が消える体操」などと同じだ。

産経の意図は、鈴木教授をこき下ろすことにあることは明々白々である。

「極端な意見」
  極端かどうかは、見る立場による。産経が中庸であれば、両端の2分の1で済む。産経が一方の極端にいるからこそ、教授が極端に見えるのだ。これは、自分が安倍・米国べったりの証しで、藪ヘビと言える。

「批判的なツイートが殺到」
   3千件を越えるリツイートがあったのは、それだけ教授の意見に関心がある証しである。産経は、教授を論壇から抹殺するつもりだろうが、「それほど人気のある教授、これから注目してみるか」もありえる、大いにありえる。これも藪ヘビである。

「北朝鮮をそっちのけ」
  この項は、産経の加齢ボケを明らかにしている。記事の頭にきちんと北朝鮮の文字があるではないか。わずか数段前に書かれている文を忘れるのだから、加齢ボケである。批判にならず、己のボケを露呈した、これも藪ヘビである。

「日本のマルクス経済学者」、等々。
  なぜ日本としたのか。米国にもマルクス経済学者がいる、ペルーにもマルクス経済学者がいる、他の地域にもマルクス経済学者がいる。それなら日本に限定する意味がある。今の時代、マルクス経済学者がそんなにいるとは思えない。いても構わない。産経がいると主張すれば、私は反論できる根拠を持っていないのだ。ただし、マルクス経済学者すなわち共産主義、すなわち独裁、すなわち民主主義の敵と連想するのは誤りである。

  ヒトラーを研究して論文を書いて教授になった教授はヒトラーの信奉者であるとは限らない。ネロの研究で名を成した教授が、ネロの批判者であることも大いにありえる。

  マルクス経済学者のレッテルを貼ることで、読者に「偏向教授」の印象を与えようとしたが、こんな誘導に乗るのは、一片の知性もない批判的ツイーター(本記事で紹介されている)位なものだ。

記事にしたツイーターを見れば、いかに産経がゴミ箱をあさっているかがわかる。今更と言われればそれまでだが、ガキのツイーターを記事にして、自分もそのガキの仲間であることを露見した。藪ヘビである。

ガキの1:「もりかけは国内問題、北朝鮮とは関係ないだろ。なぜミサイルを撃つ方を批判しない。その無茶苦茶な批判をする前に、大学教授なら安倍と漢字で書け」「安倍政権は北朝鮮のミサイルを自由にコントロールすることが出来ると言う事ですな。なら安倍政権一択しか選択肢はないことになりますなぁ(笑)」

ガキの2:「安倍さんがひとりでトランプや北朝鮮を自分一人に都合のいいように操ってるとおっしゃるんですか? 逆にそこまでできる宰相ってすげぇ有能な気がしますが」
  
それでは、鈴木勝教授の意見に私は全面的に同意しているか。否である。

その1.
北朝鮮は恐くない。ミサイルは夏の夜空を彩る打ち上げ花火である。

その2.
核兵器禁止条約が決議され、どこの国にも核がなくなるとする。その後はどうなるか。核廃絶や核拡散運動にうつつをぬかしている識者に代わって私が説明する。世界中に戦争と殺戮が蔓延する。むろんその主役は通常兵器を最も豊かに保有している国である。自国への核の反撃がないのだから、巨大空母を浮かべて、戦略爆撃機を飛ばす、なんでもござれになる。

二番目、三番目の国も負けずに通常兵器の増強に国家予算を注ぐ。通常兵器は小国でも買うことが出来る。そして小国にふさわしい程度の戦争と殺戮が買った兵器で「興す」。

核兵器は禁止すべきではない。核拡散は通常兵器強国にとって最大の頭痛の種、反対に、核保有は通常兵器強国に対抗する最大の手段である。(北朝鮮の外交は正常な神経で進められている)

その3.
疑惑だらけと言うが、トランプ大統領もまた、北朝鮮と同様正常な神経の持ち主である。

疑惑や暴言など、インテリマスコミが嫌うだけで、トランプは、きわめて頭の切れる大統領である。

私は、アイゼンハワー以来の名大統領だと思っている。

「北朝鮮を征伐したら、米国はどの位得するか」

彼の頭は、その答を一瞬で出した。そして今が有効であることを彼は確信している。

この1問だけで、安倍首相との脳味噌の程度の違いが歴然となる。

その4.
すでにマスコミはすべて御用メディアに成り下がっている。あれだけ騒いだマスコミが、いつのまにか北方4島返還の「北」の字さえ出さなくなった。拉致問題を騒いだマスコミが、今では「拉」の字も出さない。みんな、政府が騒ぐから騒いだのだし、政府がしらばっくれたから、しらばっくれたのである。マスコミは政府の操り人形である。政府御用達である。

今日は日曜日。小雨が降っている。雨の日もいいものだ。

久しぶりにアップしてみた。

付:
1.ガキが殺到するほど、日本に愚か者がいるとは信じられません。産経の新米記者が上からの命令でツイートした、自作自演でないかと疑っています。
2.ヤフー・ニュースは産経だらけ。だからこそ開く価値があるのです。

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「ミサイル発射は安倍首相のせい」 慶応大教授、ツイッターに投稿
9/16(土) 17:15配信 産経新聞
 慶応大の金子勝教授(65)がツイッターに「安倍首相が北朝鮮をあおり、森友・加計の腐敗を隠そうとしている」という趣旨の投稿をし、話題になっている。これまでも金子教授は「(ミサイルを発射する)北朝鮮も怖いが、『戦時放送』を流す安倍政権も怖い」とツイートするなど、安倍政権を批判するあまり、極端な意見を披瀝することがあり、今回も3千件を超えるリツイートがあった。

 金子教授は「戦争屋」と題し、15日にツイッターに以下の投稿をした。

 「また北朝鮮の軍事政権がミサイルを飛ばし、また国営放送でJアラート一色。森友・加計の腐敗を隠そうと北朝鮮を煽り、疑惑だらけのトランプをけしかけ武器を買うアベ。NPT批准拒否のインドにまで核技術を輸出する。目指す改憲のために日本を北朝鮮のターゲットにし戦時体制にしたいのか」

 これに対し、「もりかけは国内問題、北朝鮮とは関係ないだろ。なぜミサイルを撃つ方を批判しない。その無茶苦茶な批判をする前に、大学教授なら安倍と漢字で書け」「安倍政権は北朝鮮のミサイルを自由にコントロールすることが出来ると言う事ですな。なら安倍政権一択しか選択肢はないことになりますなぁ(笑)」「安倍さんがひとりでトランプや北朝鮮を自分一人に都合のいいように操ってるとおっしゃるんですか? 逆にそこまでできる宰相ってすげぇ有能な気がしますが」などと批判的なツイートが殺到した。

 金子教授は、安倍首相がインドで歓待を受けたのも気に入らないのか、「今、核軍拡の最も危険なのはインドとパキスタンだ」「北朝鮮の意図は核配備だ。それに対峙する最も有効な道は核兵器禁止条約だ。それなのに、条約に反対するインドに原子力技術を提供する」(要旨)、「世界に原爆燃料をばらまき、インドで原発事故も税金で補償する。外交無能で戦争を煽るだけ煽る」などと、核開発に突き進む北朝鮮をそっちのけに、安倍首相の訪印を口を極めて非難している。

 一方、金子教授は13日にも「自殺行為をしないようにと願う」と題して、東京新聞の望月衣塑子記者の菅義偉官房長官への質問に関してもツイート。「スガ悪代官が東京新聞の望月記者をターゲットにして東京新聞に『圧力』の抗議をした。さらに、官邸記者会見での質問回数を制限する動きがあるようだ。もし、そうした動きが本当で、記者会が受け入れたら、もう御用メディアだと大ぴらに認めることになります」と持論を展開した。

 金子教授は日本のマルクス経済学者。東京大経済学部卒業、東京大大学院経済研究科中退。専門は、制度経済学、財政学、地方財政論。(WEB編集チーム)

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