老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

第二次世界大戦はドイツも日本も民主主義国家だったから

今、講談社のクロニック世界全史を参考にしている。一連の流れの再確認のためである。

二つの国に共通点がある。

ドイツは第一次世界大戦の過酷な賠償、日本はABCDラインと呼ばれる経済制裁、これが国民を苦しめていた。

かりに、独裁国であったらどうだろう。

独裁者は人民の安寧などどこ吹く風である。どんなに国家財政が苦しくても、自分の分け前だけはバッチリ確保する。

民主主義国家の長は、そうでない。ヒトラーはドイツ国民が苦しんでいるのを見て見ぬふりはしなかった。昭和天皇は、臣民の苦しみを知らぬ存ぜぬで済まさなかった。

戦争は、今でこそ「戦争は御免だ」などという寝言まがいが日本では通っているが、戦争の本質は外交の最高の手段である。

ドイツは手っ取り早く戦争で自国の苦しみを解消しようとした。

昭和天皇は、経済封鎖を普通の外交で解けないことを周りから聞かされ、やむなく対米戦争に踏み切ったのだ。

付:
1.結果はご覧の通りであり、それを悪し様に言うのは、NHK的事後の孔明というものです。

2.戦争するにあたって、負けた時のマイナスを冷静に見積もることをしなかった罪は為政者として免れません。これとて、昭和天皇の罪というより、だらしない内閣を選挙で選んだ国民のだらしなさの罪です。(後になってツケが回ってきました)

3.勝ち対負けの確率も計算しませんでした。神の国だから負けるはずがないという自惚れが確率論を寄せ付けなかったのです。(このうぬぼれもツケとなりました)

4.経済恐慌がボデーブローであったことはその通りで、自国の世論をまとめて自国内で対応しようとする努力をせず、植民地の拡大で解決しようとした安直さは、2や3の千倍、万倍の非難に値します。

5.私は、日本国民の利益のために中国大陸、台湾、朝鮮半島の人民を犠牲にした戦争を絶対に正当化しません。尖閣諸島や竹島の一つや二つ、こちらから熨斗をつけて差し出してもバチはあたりません。

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