老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

救急車の高額有料化

最近、あちこちの病院に、自分用もあれば家人用もあるが、かなりの頻度で行っている。

待合室はパンフレットとポスターのオンパレードだ。

活字化した日本語を物珍しさから見る。

その一つに事故でも急病でもないのに、タクシー代わりに救急車を呼ぶ馬鹿者が多いので、困っているというような内容のポスターがあった。

消防署に配置されている救急車はレンタカー会社のレンタカーと違って数に限りがある。国道沿いの私の近くの消防署をチラッと横目で見ても、2台しかない。奥に隠れているかもしれないが、それでも数台だろう。

タクシー代わりに救急車を呼べば、馬鹿者はタクシー代が浮くのでウハウハかもしれないが、その間に救急事態の知らせが入っても、消防署は動きがとれない。隣の消防署を頼めばいいと馬鹿者は言うかもしれないが、隣には隣の馬鹿者がいて、すでにタクシー代わりに使っている。

人のことを考えない利己主義者は馬鹿者である。

あるいは、母親は言うかもしれない。子供の大変な病気の予兆かもしれない、そうであるか否かを私は判断できない、だから呼ぶのです、と。「かもしれない」までならタクシーで十分だ。

そもそも大変な病気の予兆かどうかを判断できないような母親は母親の資格はない。

馬鹿につける薬は昔はなかった。

今は、ある。

タクシー料金の10倍を出動毎に請求することである。

馬鹿者は政党助成金に執着する国会議員と同じで、カネに細かい。

生死に関わるかもしれない兆候でない限り、タクシーを呼ぶ。

生死に関わるかもしれない事態を前にすれば、落語の吝嗇噺ならいざ知らず、待ち時間が短く、渋滞道路もスイスイ走る天下御免の救急車を「カネに糸目をつけず」頼む。

救急病院の医師が、これは救急の価値アリと認めれば、10倍の料金は返還される。認めなければ、地方自治体の金庫に入る。

ポスターでいくら市民に協力と理解を呼びかけても、一向にムダ足出動が減らないのは、協力と理解を無視しているのが馬鹿者であるからだ。

救急医師や看護師は、深夜も待機している。寝ずの番である。ただ起きているビルのガードマンとは違う。難しい手術をしなければならない事態がいつ起きるかわからない。問題用紙がいつ配られるかわからない受験生の様な緊張感の中に置かれている。

とても普通の人間にはできることではない。

今日のネットで、酒を出す出店が海水浴場にあることを知った。強い酒を禁止するのは当然のこと、弱い酒でも量が増えれば強い酒と同じことになる。

海水浴は海の水に浴するから海水浴。酒を飲んでも海に入らなければいい、だから酒を飲む、酒を売る。海に入らないのなら山に行けばいい。彼らは山と海の違いすら分からない馬鹿者である。

泥酔した海水浴客は、泥酔運転と同じだ。10倍料金と共に、高額の罰金を科すべきである。向こう5年は、海岸から100メートル以内に近づくことも免停だ。

救急車は、公費で運営されている。公費とは善良な市民の税金である。

それの無駄遣いをただ一枚のポスターで仕事をした気分になっている役所が問題の解決を拒んでいる根本である。

消防署が市営か県営か、私は知らない。どちらの管轄下であっても、救急車の発動を有料化しなければいけない。税のムダばかりではない、出動する消防隊員の本来なくても済む疲労、時に過労を軽減できるのだ。

馬鹿者を非難することがこのブログの目的ではない、馬鹿者の野放しに実質的無為無策の行政を非難するのである。

付:
1.忍耐力とは、わがままな患者に対する忍耐力と低い待遇に対する忍耐力のことです。島では気安さに甘えてわがまま患者で通しました。すいません。
2.ここに戻ってから、しばしば病院の世話になるようになりました。毎回、医師や看護師に私は絶対になれないことを確認します。あの職業に携わるような忍耐力を私が持ち合わせていません。カタログを肩に担いだドサ回りだから勤まりました。
3..親子連れに限りません。馬鹿者を除く全納税者の声であります。
4..夏場にのみ開かれるわが市民プールは酒類の持ち込みは厳禁。当然です。
5.静かになった夜中の浜辺で仲間と酒を飲んで楽しんだのは半世紀前のこと。海に入らなければ、今の若者がそうすることまで禁止しなくてもいいでしょう。ただし10倍覚悟で。

・・・・・

神戸の海水浴場 減らぬ泥酔者8/25(金) 7:57 掲載

今年も泥酔などによる救急出動が多い須磨海水浴場。酒の持ち込みも多く、対応が求められている=神戸市須磨区(神戸新聞NEXT)
 海水浴場健全化のため、神戸市が今年から海の家でアルコール度数の高い酒類の販売を禁止した須磨海水浴場(神戸市須磨区)で、7月13日の海開きから8月22日までの泥酔者に対する救急出動が18件に上ったことが23日、神戸市消防局への取材で分かった。昨夏の全期間の出動(22件)に迫る状況で、海水浴に訪れた親子連れなどからはより厳しい対応を求める声も上がっている。(杉山雅崇)(神戸新聞NEXT)

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