老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

防衛省改め防災省 ― 九州豪雨

テレビは見ない、新聞は読まない。

しかし、ネットにチラッと目を通すだけで、豪雨に見舞われた民の苦しみを感じる。

3.11の津波の悲劇を石巻で体験した私には、他人事には思えない。

警察、消防署の通常業務を超えた作業を陸上自衛隊が受け持って、住民に尽くした。

私は当時から、一貫して防衛省は防災省に改めるべきであると主張してきた。

第一に、通常兵器で戦う時代は終わったこと。
戦闘機対戦闘機の空中戦の現実味がどこにあるというのだ。
戦車対戦車の陸上戦の現実味がどこにあるというのだ。
潜水艦が相手の商船に魚雷をぶっぱなす現実味がどこにあるというのだ。

第二に、資本(経済)が国境を無意味にしていること。
早い話、私たちの周囲は、中国製とMADE IN CHINAだらけ。中国資本の中国製ではない、日本の資本である。
第二次世界大戦までは、資本のはけ口を求めて、列強がしのぎを削った。戦争を起こす意味があった。今は、その必要がない。軍事力でなく経済力、軍人でなく商人が物を言う。

第三に、有為の壮年、青年の黄金時代を無為に過させるムダ。
規律を重んじ、劣悪な環境にも耐える自衛隊員は、どこの産業・業界でも貴重な人材である。架空の戦争のために無為に生涯を送る愚を国が促進している。

第四に、兵器使うお金のムダ。
これは、ただ「ひどい!」という一語に尽きる。

平成29年度我が国の防衛と予算を見れば、その濫費、無駄遣いは一目瞭然というものだ。

潜水艦 1艘 728億円。
728万円ではない、728億円である。
戦闘機 6機 880億円。
戦車 6両 75億円。

昔の日本人は千以上は数えられなかったそうだ。
百歳、千歳。あとは萬(よろず)。
隔世の感に耽っている暇はない。

100億円がどういう金か、ビンボー人の私にはピンとこない。
これが一千万円とか五百万円というのなら、大金であることに目が行くが、百億円となると、先祖返りになる。(これは軍需予算の狙いでもある)。

今、介護士の待遇改善が話題になっている。

年間一人当たり50万の増額をするとする。
何人の介護士が恩恵に浴すか。
 10,000,000,000÷500,000=20,000
答え 二万人

今大学授業料の高騰が話題になっている。
50万の補助をするとする。
二万人の学生が救われる。

兵器ほどおいしい商売はない、アレヨアレヨという間に、千億、二千億になる。

千億なら、介護士でも学生でも20万人が恩恵に浴くすことになる。

陸上自衛隊員が被災地救援に当たっている。

一人当たり、50万円の手当を用意しても、二万人の自衛隊員の慰労ができる。

戦争は絶対起きない。戦争で人命と財産は失われない。

災害は絶対起きる。災害で人命と財産は毎年失われる。

現地視察で民を慰めるポーズをとる大臣はいらない。

潜水艦も戦闘機も戦車もいらない。

いるのは、そして感謝されるのは、黙々と被災地で活動する自衛隊員、すなわち災害救助隊員である。

10万人体制を敷けば、台風だろうが地震だろうが津波だろうが、万全体制で構えていられる。

私の持論をここでぶり返す。

付:

豪雨死者30人に…不明18人、炎天下の捜索
 九州北部を襲った豪雨災害は13日、有明海で見つかっていた遺体の身元が福岡県朝倉市の女性と判明し、死者数は30人に上った。(読売新聞)
[続きを読む] 読売新聞 7/13(木) 21:33配信
厳しい暑さの中、汗をぬぐいながら安否不明者の捜索を行う自衛隊員ら(13日午前11時19分、福岡県朝倉市杷木志波で)=中嶋基樹撮影

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