老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

漢字の遊び

相変わらず聊斎志異を各駅停車の電車に乗って楽しんでいる。

車窓から眺めるデカメロンは、人情が中心。

千夜一夜物語は、商売が中心。

共に、起伏はあるが変化に乏しい。

聊斎志異は、この世からあの世まで、高貴から下賎まで、人間から動物・草木まで、知性の塊から貪欲の塊まで、一つの駅を過ぎる毎にまったく別の風景が現れる。

私はこれまで何往復したか。それでいて少しも飽きない。

今日の鬼令は、漢字の面白さが描かれている。

田 と 古、
回 と 呂、
囹 と 含、
困 と 杏。

他に何があるか。展先生は困った。

私は考えることは最初から放棄して、廣漢和で探した。

見当たらない。

それでは、下はどうか。

困 と 呆。

これだけ(回は既出として)。

以上、今日の臨時停車。


巻之七 鬼令

教諭展先生,灑脫有名士風。然酒狂,不持儀節。每醉歸,輒馳馬殿階。階上多古柏。一日,縱馬入,觸樹頭裂,自言:「子路怒我無禮,擊腦破矣!」中夜遂卒。邑中某乙者,負販其鄉,夜宿古剎。更靜人稀,忽見四五人攜酒入飲,展亦在焉。酒數行,或以字為令曰:「田字不透風,十字在當中;十字推上去,古字贏一鍾。」一人曰:「回字不透風,口字在當中;口字推上去,呂字贏一鍾。」一人曰:「囹字不透風,令字在當中;令字推上去,含字贏一鍾。」又一人曰:「困字不透風,木字在當中;木字推上去,杏字贏一鍾。」末至展,凝思不得。眾笑曰:「既不能令,須當受命。」飛一觥來。展云:「我得之矣:曰字不透風,一字在當中;……」眾又笑曰:「推作何物?」展吸盡曰:「一字推上去,一口一大鍾!」相與大笑,未幾出門去。某不知展死,竊疑其罷官歸也。及歸問之,則展死已久,始悟所遇者鬼耳。

付:
原文である。高校漢文の力で理解できる。白話訳(口語訳)は却って難しいのではないか。

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