老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

ネットの「漢典」はありがたい ― 「柈」 

日本語で目に馴染んでいる漢字なら、中国語での意味はひどい間違いもせず推測できる。

初めての漢字や忘れた漢字はそうはいかない。

先ず文脈からこんなものだろうと見当をつけて、それから辞書の世話になる。

今朝の「柈」がその例である。


聊斎志異 巻之六 河間生

  河間某生,場中積麥穰如丘,家人日取為薪,洞之。有狐居其中,常與主人相見,老翁也。一日,屈主人飲,拱生入洞。生難之,強而後入。入則廊舍華好。即坐,茶酒香烈。但日色蒼黃,不辨中夕。筵罷既出,景物俱杳。翁每夜往夙歸,人莫能跡,問之,則言友朋招飲。生請與俱,翁不可。固請之,翁始諾。挽生臂,疾如乘風,可炊黍時,至一城市。入酒肆,見坐客良多,聚飲頗嘩。乃引生登樓上。下視飲者,几案柈飱,可以指數。翁自下樓,任意取案上酒果,抔來供生,筵中人曾莫之禁。移時,生視一朱衣人前列金橘,命翁取之。翁曰:「此正人,不可近。」生默念:狐與我游,必我邪也。自今以往,我必正!方一注想,覺身不自主,眩墮樓下。飲者大駭,相譁以妖。生仰視,竟非樓上,乃梁間耳。以實告眾。眾審其情確,贈而遣之。問其處,乃魚臺,去河間千里云。


シャープの電子辞書で発音を知ろうとしたが、出ていない。

部首から探す。発音はbanの4声である。

手元の現代漢語と中日大辞典はたきぎとなっている。香坂を見てもやはりたきぎである。

どう考えても「几案たきぎ飱」では不自然である。

そこでいつものように廣漢和を開いた。驚いたことに、載っていない。

最後の頼みは、最近知った「漢典」。

きちんと出ていた。

発音は、banの他にpanの2声があり、panは盤と同じ意味であるとなっている。

panから再び廣漢和を引く。

pan2声の所に載っていた。意味は「はち」・「たらい」

これでようやく納得。

現代漢語は名の示すように今の中国語の辞書である。だからpanがなくても文句はつかない。

廣漢和は日本語としての漢字であるから、今の中国語のbanがなくても、これも文句はつかない。

しかし、中日大辞典は大(大げさの大)を付けている以上、書語・古語もカバーしていなければいけない。

嫌々ながら(私は以前この辞書を欠陥辞書と貶めた)引いて無駄足をしたのは自業自得と諦めた。

以上の“おびたすき”にくらべると「漢典」は神様仏様である。

コピペが自ずから示してくれる。

基本字义
● 柈
pán  
ㄆㄢ
 ◎ 古同“盘”,盘子。

其它字义
● 柈
bàn  
ㄅㄢ
 ◎ 〔~子〕方言,大块的木柴。



付の1:白話

河间生

河间县有个书生,在自家的场上积攒了一个像山丘那样大小的麦穰垛。家人天天从垛上撕麦穰烧,日子一长,把垛上撕了个洞。有一只狐就住在这个洞中,经常变化成一个老翁,去拜见书生。

一天,狐又变化成老翁,请书生去喝酒。到了麦穰垛前,狐翁拱手请书生入洞。书生很为难,狐翁再三邀请,书生才钻了进去。进洞一看,只见房屋走廊,华丽宽敞。坐下后,摆上来的茶、酒都芳香无比。只是日色昏黄,也分不清是白天还是晚上。喝完酒,出来再同头一看,又什么都没有了。

狐翁经常在晚上外出,直到第二天一早才回来,谁也不知他去了哪里。问他,便说是有朋友请他去喝酒。一次,书生请他带自己一同前去,狐翁不答应。书生再三恳求,狐翁才同意,挽住书生的胳膊,快如疾风地往前行去。走了有做顿饭的功夫,来到一个城市。二人走进一家酒店中,只见客人很多,一桌一桌地聚在一起喝酒,一片喧闹声。狐翁领着书生来到楼上,往下看下边喝酒的人,桌几上摆着的菜肴都历历在目。狐翁自己下楼,任意取拿桌上的酒果,捧上来让书生吃,喝酒的人竟一点也不察觉。过了一会儿,书生见楼下一个穿红衣服的人桌上摆着金桔,便请狐翁去拿。狐翁说:“那人是个正派人,我不能接近他!”书生听了这话,心里默想:狐跟我交游,一定是因为我有邪心的缘故;从今往后,我必定要做个正派人!刚想到这里,忽然身子不由自主,头一晕,从楼上掉了下去。楼下喝酒的人大吃一惊,都吵嚷起来,以为是妖怪。书生仰头往上一看,哪里有楼,原来刚才是在房梁上!书生将实情告诉了众人,众人审知他说的是实话,便给他路费,让他走了。书生问众人这是什么地方,得知是山东鱼台县,离河间县已一千多里路了。

付の2:
柴田訳は脚注にこの柈があります。さすがです。

付の3:
注音字母を改めて見直すと、外語中文系入学時を思い出します。次年度からローマ字のピンインに替わりました。

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