老いの一筆

昔、銭湯で年寄り連が湯船につかりながら、政治談義に花を咲かせていました。今は、私がその年寄り。世事・世相を飾り気なしに語り合う伝統を銭湯ならぬネットで守り続けたいと思います。

イージス艦事故 2. 救命胴衣

  前に救命胴衣は、同時に索体胴衣でもあるとブログに書いた。

 今度の事故でも、もしも、漁船側の二人が、着衣していたのなら、こうまで捜索が長引くことはなかったと思う。衝突する直前に、イージス艦に気づき、海にそのまま飛び込んでも、あるいは、助かったかもしれない。胴衣はエンジ色で海では特別に目立つから、海上に浮かんでいさえすれば、いくらイージス艦の甲板が高くても認識できたのではなかったか。軍艦であるから、強力なサーチ・ライトだって備わっていたはずだ。

  ところで、今、ニュースを聴いていると、正悪がオール・オア・ナッシングであるかのようだ。少しでもイージス艦側を弁護しようものなら、放送局に非難のメールや電話が殺到するのではないか。

  海上自衛隊がからんだ事故は、今に始まったことではない。防衛省という軍人というより役人と言った方がふさわしい体質のなせる技である。それでも、今回の事故で100%の非をイージス艦に求めるのは公平ではないと思う。

  少なくとも、事故発生後、今もって漁民二人が発見されない原因をイージス艦や防衛省の責任とするのは私には、無理筋に思える。

  船舶免許更新の講習会でも、また漁協でも、救命胴衣の着用を強力に勧めている。小型船舶の程度で着用義務の有無があるが、車のシート・ベルトと同様、すべて義務・罰則を適用すべきである。

  海難事故は、日本海軍が増強されればされるほど、軍艦と漁船・商船との間で発生する。「あってはならない」は虚言である。「あるもの」との前提から考えれば、自己防衛のために、救命胴衣は不可欠である。

  自衛隊から自衛するのだから、皮肉と言えばこの上なく皮肉な現象だが。

  注:
  漁民の二人が救命胴衣を着用していたのかどうかは私には不明である。だから、このブログは、着用していないかった場合に比べれば着用していた場合の方が、周りへの迷惑が軽減されるものとして、私自身の誡めとして書かれたものである。

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