老いの一筆

昔、銭湯で年寄り連が湯船につかりながら、政治談義に花を咲かせていました。今は、私がその年寄り。世事・世相を飾り気なしに語り合う伝統を銭湯ならぬネットで守り続けたいと思います。

清き2票を投じよう

 参院選という壮大かつ浪費の極みの世論調査が今日で終わる。終わった後に、選挙のことを言っても、始まらない。言葉通りである。次ぎの選挙まで待っていると、老いの身ゆえ、忘れてしまうかもしれない。だから、言っておく。

 1.1人1票は悪い制度慣習である。私は戦争放棄・戦争準備禁止を明記しいる憲法第九条を守る政党を支持する。自衛隊を日本から外に出すのに、平和のためとか国際貢献のためなどと理由付けするのは、すべて、屁理屈である。日の丸マークが入った制服は軍服である。銃を携え外国に行けは、出兵である。安倍の目論む憲法改正(正がここで使われなければならないのは、日本語の貧困だ)は憲法と現実の乖離に、彼の一派が大変居心地が悪いためである。居心地が悪いと感じるところは、前の小泉よりはるかに人間の質は高いのだが、小泉よりましというだけである。それはさて置き、私は、一方で、自民の政権をなんとしても倒さなければならないと考えている。護憲と政権交代は私にとっていずれも欠かせない政治参加である。護憲に1票を投じれば、もう私の手元に何も残らない。政治参加はこれで終わってしまう。5票も10票もくれとは言わない。せめて2票は持ちたい。自民と公明が好きなら、自民と公明を選ぶ。日本新党と民主が好きでも同様である。共産党しか頭になければ、共産党だけにすればいい。2票は権利だが、行使は1票でもいいことにする。ただし、同じ政党を記せば無効票になる。これにより、私の政党多数化の念願が成就する。

 2.全国区だけにする。全国だから区を使うのはおかしいが、国会議員は国全体の内政・外交を討議・決定するためにある。山形のためでもなく、愛媛のためでもない。地域の問題は県会議員に解決させる。国会に千葉も鳥取もない。10年毎に行われている国勢調査を票の格差是正に反映しようとしない怠慢悪質のシンボル最高裁判事の跳梁する余地もなくなる。

 3.政党に投票する。個人名は表にでない。選挙活動は党首はじめ、その団体の人間が行うのは当然だが、投票は政党を選ぶことにする。獲得票の割合で議員数がきまる。今の、ドント方式とがいう数学の先生でもない限りわからないやり方はしない。分母と分数の計算だけ、義務教育のレベルで間に合う。真理は常にシンプルである。(このドント方式なるけったいな物、こねあげたエリート役人がどこの大学出か、察しはついている。年金制度と軌を一にしているからすぐわかる。ここではいわない。別にその大学が悪いわけではないからである)地盤・看板・後援会など地元利益還元のパイプが無意味になる。外交問題・憲法問題ほか国としてのあり方を各政党が真正面からそれぞれ主張するようになる。宮城では宮城に響きのいい演説をし、高知では高知向けに原稿を改めるなどという芸は通用しない。

 4.政党助成金は廃止する。議員報酬も、並みの会社の並みの重役程度にする。もろもろの名目の特権は一切与えない。彼らの年収は彼らの家族が普通に生活できる程度の少し上でいい。個々人の政治活動は、やりたければ、すべて自腹で行う。買収もどきの慶弔に生活費を割いてまで金を使う議員もいなくなるだろうし、議員個人から見返りが期待できないとなれば、後援会も動かなくなる。金の切れ目は縁の切れ目だ。

 5.政治活動は放送大学方式にする。観る方はタダ。年中政党の主張が放映される。白熱した論戦もあれば、平穏に日々の活動をPRする時もある。こればかりは、税でまかなう。地上波デジタル放送が近づいているが、安倍の鼻毛1本1本を鮮明に見ることができたとて、それに感嘆する国民ばかりはない。エレクトロニクス先端技術がつまらないオチャラケの道具であるばかりでなく、したり顔の有識者のお説教の道具であるばかりでなく、少々地味でも、しっかりした番組のために役立ててもらいたいものだ。

 6.参議院は不要である。衆議院を2年毎半数改選とする。前に書いた通りである。

 ここまで来て、己の2票提案にどこか似たようなものがあるのに気が付いた。私はやったことがないので、不確かだが、競馬がどうもそうらしい。1着と2着を選び、両方当たれば、配当金がでるようだ。

 そうなると、私の2票提案も、あながち荒唐無稽とは言えないのではないか。競馬を例にとることが、果たして、人間に失礼なのか馬に失礼なのかは、脇に置いて。

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