老いの一筆

昔、銭湯で年寄り連が湯船につかりながら、政治談義に花を咲かせていました。今は、私がその年寄り。世事・世相を飾り気なしに語り合う伝統を銭湯ならぬネットで守り続けたいと思います。

自然災害 ボランティア 国の仕事

 日本という国では戦争は起きないが自然災害は年中起こる。戦争はその前段階で複雑な外交交渉が重ねられるので、それなりに準備は出来る。自然災害はそれこそ自然任せ。地震となれば、前にも言ったように、シミュレーション・ゲームで遊んでいる気象庁技官、専門家が無能なのでいつ起こるか分らない。

 ボランティアの活躍は住民から深く感謝されている。昨今の暗い世相においては一筋の光明である。ここまではいい。しかし、ここで、終わっては、話半分である。

 民が平穏な日々を過ごしている間は、国は静かに見守っていればいい。善政である。困った時に、黙って見捨てるのは、悪政である。

 ボランティアは善意である。それに甘んじて、国がそこそこしかしないのは、悪政と言ってよい。災害の担当大臣が、「ボランティアの皆さん、ご苦労様でした。後は、私たち、政府の仕事ですから、どうか、安心して、お帰りください」と言わなければならぬのだ。

 予算がない?人手がない?いい加減にして欲しい。イラクに幾ら遣った、外郭団体へ幾ら助成金を流した?天下りに幾ら退職金を払った?アメリカの言葉に、「慈善は家から始める」とある。己が民の苦しみを前にして、予算がないとは言わせない。

 人手。自衛隊がある。昔、国土保全隊という提案もあったようだが、いつ起こるかわからない戦争のために駐屯地で体を鍛えるより、10日でも1か月でも、被災地で復興活動をすべきである。10日も訓練を怠れば、隊員の能力が著しく低下するだって?なら、イラクに何日出て行った?確かあれは、平和のためと政府は言っていた。実戦活動でないので、隊員の能力がとてつもなく低下したはずだ。

 「出来ることしか言いません。言ったことは必ずやります」出来ない事はいわないのだから、出来ないことはやらない。役所仕事である。安倍をトップとする政府の仕事振りである。

 どこかの党首がテレビで言っていた、「出来ることをやると言って胸を張ってもらっては困る。やらなければならないことは、万難を排してもやる、これが、国を背負っている政治家の姿勢ではないか」と。至言である。

 ボランティアの美談で国の怠慢をご破算にしてはならぬ。マスコミも心して、話を前半分で終わらせるな。

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