老いの一筆

昔、銭湯で年寄り連が湯船につかりながら、政治談義に花を咲かせていました。今は、私がその年寄り。世事・世相を飾り気なしに語り合う伝統を銭湯ならぬネットで守り続けたいと思います。

Shame on you! 日本政府に向かって

  この言葉は学校で習わなかった。これが、「恥を知れ!」という意味であることを知ったのは、先のアメリカ大統領選の時だった。もっとも、学校で習ったとしても、使うことはなかったと思う。 “Shame on me!”の場面なら数限りない。これが英語として通用するかどうか、私にはわからないが。

どういうわけか、この言葉がいつも頭から離れず、一度でいいから、使ってみたいものと、機会をうかがっていた。今日がその日となった。

拉致被害者の会とやらが、アメリカに行って、政府高官と面会し、テロ支援国家を指定解除しないように頼んだ。さらに、100名ほどのアメリカの議員に同様の依頼の手紙を書いたという。

  あの会がヒステリー集団であることは、何度も書いてきたから、いまさら、云々するつもりはない。一言、拉致事件の文句の行き先が、戦後処理を疎かにし、戦争状態に終止符を打たない日本政府(外務省を含め)であるはずのものが、朝鮮に向けられているという、ピント外れを言っておく。

  国としての存在・誇りは、対外交渉があって初めて自覚するもの。国内で少々のすったもんだがあっても、内輪もめだから、大目にみていい。言ってみれば、我が家の夫婦げんかのようなもの。ケチな会社の派閥争いのようなもの。単にくだらないだけだ。“Shame on you!”は使わない。しかし、あの会のやっていることといったら、サラリーマンの女房が、亭主を差し置いて、亭主の昇給を社長に直談判しているようなものだ。バカな女房はどこにでもいるから(我が家は違います)、かまわないが、その亭主は、まさに“Shame on you!”である。

  国の外交はその国の顔である。政権政党があの会を野放しにしているのか、外務省が煽っているのか、そんな詮索は評論家の分析にまかせる。どちらにしても、日本国の顔、中国語で面子(マージャンのメンツではありません)が丸つぶれであることをはっきり言っておく。どこの国も口にこそ出さないが、世界中の物笑いとなっているはずだ。

“Shame on you!”、「日本政府よ、恥を知れ」。

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