老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

尖閣・釣魚問題(3) 反日デモの報道

これは、大規模なデモが中国全土で発生したと報じられた時に作られたものです。9月初めから中頃だったと思います。

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釣魚島の日本政府による国有化に怒った中国人民が、反日デモを中国全土で起こした。

北京、成都、広州など主要都市だけでなく、中小の都市でも発生、その数100を超えたという。デモの参加者は増え続け、北京では数千人のデモ隊が天安門広場や日本大使館前で、犬コロ日本!と叫んだ。

「犬コロ日本」はプラカードにそう書いてあった。

デモをした人は分かるが、デモ中には思考機能が停止する。ただ歩くだけ、何を言おうかなど考えない。リーダーが叫ぶ。真似て叫ぶ。リーダーだって思考停止状況だ。プラカードの文字を読むのがやっとである。だから、デモ隊のシュプレヒコールは聞こえなかったが、犬コロと叫んだのは確かだ。日本語であれば現場で取材中の記者も、一言添えたろうが、犬は犬でも、中国語の狗。近頃のテレビ記者・新聞記者は質が落ちたので、「走狗」なんて知らないだろう。知っていたら、日本大衆向け報道のことだ、恰好の扇動材料にしたはずだ。

私は、このブログを介して、日本をアメリカのポチ公と呼んでいるから、これについてデモ隊に文句を言うつもりはない。真実は国籍を問わない。

問題は、日本の報道にある。

数千人といえば、5千人以下である。扇動効果を狙うマスコミのこと、それ以上なら四捨五入して1万人規模と報じる。聞き違えもあろうが、200都市とは言っていない。

これを、全国規模の大規模なデモと報じていいのか。

日本で100人のデモは、ママゴトである。千人規模でもNHKはニュースにしない。千(3百)人は日本の人口の10万分の1である。

赤子を除けば、8万分の1というかもしれないが、赤子を背負った母親を2名の参加者と計算すれば、10万分の1でいい(つまらない理屈問答だ)

デモが札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、北九州市で起きたとする。千人規模のデモが6都市で起きても、よほどの贔屓筋でない限り、マスコミは報じない。報じたとしても、それを全国規模とは報じない。

中国の人口は13億。10万分の1は、1万3千人。千3百人のデモ隊は、ppm。それを大規模と言っているのが日本の報道である。

中国の国土は、釣魚島(日本名:尖閣諸島)を入れなくても、日本の26倍。その中国の130都市は日本の5都市に相当する。

デモの規模は分母である所属する組織の員数(国では人口)に対しどれだけの参加者が分子となったかの分数で表される。

中国の反日デモなんて小粒もいいところだ。

それなのに、なぜ日本で無視される規模のデモを日本のマスコミは中国に限って大規模・全国規模というのか。

自問自答してみる。

一つは、「小規模なデモ」では、日本の愛国者への刺激が乏しい。ここは「針小棒大」と行こう。あっちでこっちの悪口、こっちであっちの悪口、マスコミの常套手段である。

もう一つは、記者自身に数の概念が欠如していること。目先の千人デモに驚愕し興奮する。60年安保、70年安保を経験していない記者だから無理はないとは言わせない。中学の算数である。

私は、今回の反日デモなど、新聞の死亡欄の脇にでもちょっと載せればいいと思っている。テレビは静止画で十分である。よその国のデモ隊を動画で報道する時間があったら、福島原発の事故現場の「今日の現状」を放映してもらいたい位である。

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デモが収まっていますね。中国政府の勝利宣言です。あとは、日本政府の周章狼狽を対岸で眺めるだけ。花火じゃあるまいし、身から出たサビとはいえ、憂国の士としては、なんとも情けない日本。

野田さん、あわてて田中真紀子さんを登用するとか。外務大臣に据えれば本物、その他の大臣をあてがえば、中国向けのみせかけ贋物。角栄さんの愛娘田中真紀子さんのこと、外務大臣以外の職に就くほど卑屈ではないでしょう。

付:写真は夏の曇天の日。リッキーの特等席がまた一つ増えました。

冷たい缶の上の猫

尖閣・釣魚問題(2) 国有化 善意と誤解

この記事は9月の中旬に書いたものです。大分時間差がありますが、せっかく書いたものをゴミ箱に移すのももったいないと思いまして、アップしました。

善意は日本政府、誤解は中国政府です。「日本政府の善意と中国政府の誤解」が正式タイトルです。

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連日、中国では反日デモが続いている。日本の商店や工場が実質的な被害を受けている。

これは国有化した日本政府の本意に反する事態である。

日本政府が、20億円で尖閣諸島を買い取ることにしたのは、東京都が買えば、石原都知事が、島に都庁の役人を常駐させるからである。都の所有地だから、住民票の受付窓口を設置しても、埋葬許可申請窓口を設けても、法的には問題ない。立派な港湾施設を作って、漁船の立ち寄りを奨励する。

日章旗を大漁旗のように林立させ島を覆ってもいい。オリンピックを招致して、ヨットレースの会場にする。

石原都知事ならやりかねない。

東京都の所有地だから誰からも文句の言われる筋ではない。法的にはその通りである。しかし、日本国内に限った話で、中国は黙っていない。中国政府が自国の釣魚島に東京都の支所が置かれることを袖手傍観するはずがない。

これは日本が中国の立場になったら同じで、一党独裁も金権民主主義も関係ない。

石原都知事に買い取られたら、日中関係が急速に悪化する。悪化は双方にダメージを与えるが、日本へのダメージの方がかるかに大きい。

そこで日本政府は、国が買い取り、一切手を加えないことに決めた。塩漬けである。

一切手を加えないことのために国有化したのであって、国有化はその手段であった。

それが、中国に十分伝わらなかった。伝わらなかった責任は、もちろん日本政府にある。

中国は原則を重んじる国である。相手の話も良く聞く国である。こちらがはっきり正面から説明をしていれば、こんなことにはならなかった。

玄葉大臣の無能は救えない程度だから彼に任せていては悪化の加速だ。(あんなけんか腰では、歯ブラシ1本だってセールスできない。許認可担当の役所でふんぞり返っていることしかできない)

窓口、すなわち日本の駐中大使が、中国の窓口に丁寧に説明しなければならなかった。それができなかったのは、日本の大使がサボタージュしたからである。さもなければ、ポンユー(おい、おまえの関係ができている朋友)として中国から認められていなかったからである。

「石原都知事に買い取られたら、日中両国関係が悪化するのは火を見るより明らか。それは、我が政府の望むところではない。それ故国有化した。他意はない。小さな島の帰属で貴国と争う程我が国民は幼稚ではない」

これを、平サラリーマンが飲み屋でやりとりするような砕けた文体で伝える。

これで、一件落着であった。なんだ、何も変わっていないではないかと言われるかもしれない。それでいいのである。ペンディングが落着とは矛盾のようだが、ペンディングだって交渉の結論として立派な落着である。

これができなかった。外務省の役人は難題に直面した経験がないから、(そりゃそうだ、アメリカ国務省の右手が上がるかどうかだけ見ていれば外務省で出世するのだ)中国の担当者との会談も膝がガクガクして話どころではなかったのだ。

交渉に自信がないならはっきり白状すればいいのに、挫折を知らない高給キャリア官僚はこれもできない。出来ないというにはあまりにもプライドが高すぎる。

白状しておけば、石原都知事に超法規で都の買い上げはダメだと野田首相に言わせることもできたのだ。

現実はどうだ。

それなのに、たかが1地方の首長の記者会見が恐くて、野田首相にはそれが言えない。中国に対してばかりか、日本国民に対しても、国有化の趣旨を伝えられない。

野田首相の身から出たサビを、国民に押し付ける結果となってしまった。

遅きに失した観はあるが、一刻も早く、野田首相は、「領有権問題は、将来の世代の賢い判断を待つ」と表明することだ。

総裁選の最中に日本国民の耳に逆らうようなことは言えないというのなら、再選されたら、当日の記者会見で真っ先に表明するように。

領有権問題は存在しないなどと、うそぶいていられる総理大臣は日本にいない。

タカの目派の総理であろうが鵜の目派の総理であろうが、安倍さんでも石破さんでも橋下さんでも、中国から嫌われたら、お終いだ。

これが、日本の身の丈というものだ。苦くて酸っぱいが、無理をして背伸びをするより、ずっと健全である。
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今読み返しました。中国政府の誤解のことが欠けていますね。でも、日本政府のお粗末な交渉で、日本政府の善意が伝わらなかったことを語るだけで十分でしょう。

ここで言う日本政府とは、霞が関の優秀な官僚連中を指しています。政治家、まして野田総理のことではありません。

(反日運動が広がる位は、優秀な官僚でなくても、わかりますが、国有化に野田さんを踏み切らせた官僚連中は、褒められてしかるべきです)

付の1.
日本政府の「本意」にするか迷いました。たまには褒めてもいいと思い、「善意」を採用しました。
付の2.
外交官は民間の保険外交官や布教成績抜群の宗教家などから採用すべきですね。カルタゴだビスマルクだ独立宣言だと知識ばかり、おっとそれに洋食の食べ方、奥さんの衣服の選び方、こんなことは外交官にまったく無用です。

写真:竜宮城の7ヶ月が嘘のよう。何事もなかったように、老化の道を歩んでいます。

12.08.02.モモ&リッキー

尖閣・釣魚問題(1) 笑う石原、泣く豊田

この石原は、お察しの通り都知事の石原さんのことです。彼の中国嫌いは、毛沢東さん以降ではないでしょうか。偽満州国があった時代には、それほど中国を嫌っていなかったと思いますね。

反共が死語になってからも、まだ中国を嫌っているのですから、その根性は見上げたものです。継続は力なり。

その大嫌いな国に、日本の企業が我も我もと工場を建て、店を開く。彼にとって、これほど不愉快なことはありません。知事室で目をショボショボさせながら新聞を開けば、国際欄は当然のこと、政治欄、経済欄、スポーツ欄と、中国の話題のないページはありません。

ムシャクシャして家に帰って、浴衣に着替えます。ふと自分のパンツを見れば、中国製。浴衣はとみれば、これも中国製。テレビの裏側、オーディオ機器の裏側、リモコン、電話機、全部Made In China。ベッドサイドランプも中国製。羽毛布団は中国製。癪に障るが、風邪は困る。被って寝ます。

これで、石原さんの頭が狂わない訳がありません。狂った頭は自分の頭ですから、自覚がない。都庁の茶坊主たちが、「殿、ご乱心」と諌めることはありません。どうせ言っても聞かない頑固じじいだからね。

寝ても覚めても、不愉快は消えません。それで、思いついたのが、尖閣諸島の購入でした。

この絶海の孤島、世界地図でみれば、中国大陸に近い。そこで都庁の戸籍窓口でも保健福祉課でも開設すれば、中国が不愉快になるに違いない。自分だけ不愉快は不愉快だ。中国にも不愉快になってもらえば、少しは自分の腹の虫もおさまるというもの。

結果はご覧の通り、大成功。

野田さんも自分への風当たりが少しは減るのではないかと期待して、ガス抜き程度の効果を狙って悪乗りしました。バカな男です。まあ、野田さんはどうでもいいですが。

4億円とか16億円が集まったといって喜ぶとは、なんと無邪気な子供のこと(あるいはボケ老人でしょうか)。とにかく、石原さんの思惑通り、事態が進展してきました。(16億円なんか、国対国では端(はした)金。戦闘機1機も買えませんよ)

この数ヶ月、知事室で、ひとりニタニタ笑っていることでしょう。

さて、豊田さん。

豊田姓の日本人が何人いるか知りませんが、人ではありません。トヨタです。自動車屋のトヨタさんです。トヨタさん以下、ホンダ、日産、三菱、マツダ、ほか中国で商売をしている日本の自動車メーカーをトヨタで代表しました。「わらういしはら」、これ7字、「なくじどうしゃめーかー」、これでは語呂が悪い。やはり5字でなければいけません。「とよた」は3字。トヨタでなく豊田にしたのは、石原の対です。75調って日本語の華ですね。

日本の自動車産業、痛い、痛い、痛い。痛いなんてもんじゃありません。

日本車は月曜と水曜以外は公道を走ってはいけないなんて通達がでたら大変です。もちろん、中国政府はそんな策を弄するようなことはしません。暴徒が路上の日本車を燃やすのを確認すれば十分です。人口13億、日本の10倍です。中にはひとりやふたり、火つけをやるのは仕方がありません。BS朝日でしたか、中国政府は野放しだとニュースキャスターが怒っていましたが、独裁政権も金権政権も、百万分の1の取り締まりなんかできっこありません。(BS朝日の低能)

高性能の日本車にあこがれる中国人は多いでしょう。少々高くても、買えれば買いたい。そういう人が中国に大勢いましたから、毎年のように販売台数を伸ばし、契約販売店のネットを広げ、工場を増設できたのですね。

これからは、日本車大好き中国人が大勢いても、ほとんどは二の足を踏むでしょう。買うのは勇気が要りますし、買った後でも、いつ暴徒に愛車が焼き討ちにあうか、年中心配しながら運転しなければいけません。今回円満に収まっても、いつ何時、第二の石原さんが日本で偉くなるかわかりません。焼き討ちに遭わなくても、周りの心無い人たちから、よく日本車をもっていられるね、と嫌味をいわれるでしょう。石原さんは中国にもいるのです。そんなにまでして、日本車を誰が買いますか。

これもどこかのBSニュースですが、尖閣・釣魚問題では、日本の経済も打撃を受けるが中国だって打撃を受ける、なんとかしなければいけません、なんてまじめな顔をして語っていたキャスターがいましたが、これもBS朝日と同程度の低能ですね。

工場はどこででも建てられます。物を買ってくれる人こそ経済なのです。こんな中学社会科が分かっていないのです。

日本の自動車が売れなくなって中国は困りません。アメリカのGM、フォード、クライスラー、ドイツのフォルクスワーゲン、アウディ、フランスのシトロエン、イタリアのフィアット、韓国のなんとか、全部日本車の不足を補ってくれます。日本車分が販売の上乗せになるのですから、顔はゆるみっぱなし。ひそかに中国政府と日本政府のいがみ合いを煽っているかもしれませんよ、日本のマスコミを介して。

そうです。泣くのは日本の自動車産業。

中国の暴徒やデモを責めてはいけません。損害賠償を請求するのなら、石原都知事にどうぞ。

絶海の孤島をそっとしておけば、こんな大損はしなかったろうに、バカなことをしたものです。

笑いが止まらない石原さん。16億円の愛国心に感動した石原さんのこと、中国になんぞ尾を振って進出する企業に向かって「ざまぁ見やがれ」でしょう。


独白:
今に見ていろ、日本の経済界と御用労組の連合が政治家になんとかしてくれと、泣きつくから。テレビや新聞がどう扱うか、見ものだね。

ブログを再開します

3ヶ月ほど、インターネットを休止したせいでしょうか、すがすがしい気分できました。

この夏、いつ出発してもおかしくない片道列車の座席に座ったような私、ほぼ身辺整理の目途がつきました。

そこで、心も軽く身も軽く、俗界との接触を再開することにしました。

11月を繰り上げて、10月からブログを再開します。

テーマのほとんどはすでに書いてしまっているものですが、指の運動を目的にして続けるつもりです。

歳相応の円満で柔和な表現に努めたいと思っています。

支離滅裂、手順前後、自己撞着、誤字脱字、これらを承知の上で書く厚顔無恥、「請うご期待」とは言いません。

付の1.内憂外患
都会という龍宮城から戻って、島暮らしの穏やかさを改めて確認しました。悩みはあっても憂いはありません。余りにも平穏で、私の精神に異常をきたしそう。軽いストレスはあった方がよいです。内憂があれば外患に手が回りませんよね。

付の2.すがすがしい訳:
野田首相の顔を見ないでこれたためだと思います。あのお方は、二言目には、「日本を元気に」とかなんとか言いますが、それが本気なら、自分の顔を引っ込めるのが先でしょう。あの顔は見ただけで、私の人生が暗くなります・・・まあ、このことは追々お話することにしまして。

写真:
ブログ、スタンバイです。右にISDNのターミナル・アダプタがあります。ど・ど・ど田舎だぁ。

12.09.28.島の明窓浄机a

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