老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

福島原発 補償請求と責任追及

ついに補償の話がでてきた。これは、政府や東電の思う壺である。補償は金で処理できる。金は政府の大臣や役人が自腹を切らない。すべて、民の金である。いくら払おうが、彼らには、痛くも痒くもない。

神妙な顔つきで補償については誠意を以て当たると東電幹部が頭を下げるのは、これが彼らのシナリオであるからだ。こういう事態になったら政府が面倒を見てくれることが分かっているから、安心して芸を見せるのである。

原発事故で避難した人々が、真っ先に、そして最後までこだわらなければいけいのは、誰に責任があるのか、この追求である。ただひたすら責任追及一本で彼らに立ち向かう。

そうしているうちに、相手(国を構成している政治家と官僚)が音を上げて、「なんとか補償でご勘弁を」と泣きついてくるものである。それでも、責任追及は止めてはいけない。補償とは別に、原発に関わったすべての官庁の役人のうち、積極的に参加した役人の処分、もちろん原子力不安院や安全委員会の全員、それと東大、北大などで巣食っている原発賛美専門家教授、彼らも処罰の対象である。

それに、地元住民のうちに原発誘致に関わった業者や団体、個人らは、誘致反対住民に対して土下座して謝らさせなければならない。その位、罪は重い。一万円札の数とは次元が違うのである。

福島原発から半径20キロ内は、半分は陸で半分は海だ。これが日本から消滅した、それどころか、田畑や漁場が人や生き物が近づけないおぞましい産廃置き場に変身したのだ。

チェルノブイリ事故、スリーマイル島事故、前例がある。日本の役人が言い分けの名分としてきた「前例がない」は、今度こそ通用しない。

「想定が甘かった」で済まされるものでもない。

噂によれば、共産党がだいぶ前に津波による危険性を国会で質問したそうな。どんな答弁をしたのか、「ご意見は拝聴します。ですが、不安院や安全委員会、そして大学の専門家によって安全性は確認されています。いたずらに不安を煽らないでいただければと存じます。しゃん、しゃん」多分、こんなものだったと想像する。正しい考えは、共産党から出ても正しい考えであって、間違った考えは、東大教授からでたものでも間違っている、こんな単純な論法が、経歴や地位を見てから言動を判断する権威崇拝主義者には分からないのである。

ラジオを聞くと、「こういう時におカネが貰えるのはありがたいことです」と老婆の声がした。どこにでもこういう人はいるから、福島県人の中に一人や二人いても、不思議でない。NHKのインタビューで100人が怒りをぶつけても、ボツ。一人の「貰えてありがたい」を放送したのだ。

怒るインタビューを続々放送したら、我も我もと政府と原発を糾弾する。デモが起きるかもしれない。原子炉建家に散水していた機動隊の放水車が本来の仕事に戻るかもしれない。起きて当然である。それを未然に防ぐためにNHKは苦心して編集したのだ。

ここで、ハーンのKwaidanを思い出した。

冤罪で打首にされる侍に、「冤罪だというのなら脇の石に食いついてみろ」という話である。

どれほど大金が用意されようとも、それが責任回避という免罪符にならないことを、避難民は政府役人の頭に嫌というほど叩き込ますことだ。

カネで済まそうとするのは、官僚政治の作戦である。カネ誘致は過ぎた事、しかし、これだけ被害にあっても、なお彼らのペースにハマるのなら、福島県人の「善良さ」は「お人好し」に書き換えられなければならない。

NHKのもみ消し工作に負けるな、福島原発避難民!

女川原発 関村直人

昨年10月1日に冬眠してから、ラジオ1本で通してきました。再びテレビに戻る気はさらさらなく、冬眠明けの4月1日からは、ネットニュースを素材に使うつもりでいました。

しかし、今度の大地震と大津波、一応、BS-2のニュースは録画することにしておりました。4月半ばの今日、ランダムに観ている所です。

女川原発で放射能量が国の基準値を越えたので、国に報告したと東北電力が記者会見で発表しました。

それが、自分の原発からのものではないことを、理路整然と説明していました。第一に、女川原発はすべて冷温停止状態であること、第二に、排気塔の数値が外の測定場所の数値より低いこと、第三に、測定場所の数値が先に上昇したこと、これら3点から、女川原発によるものではないと結論づけた会見でした。理路整然かつ単純明解で、私はすぐに納得できました。

ならば、この放射線はどこから来たのか。あえてどなたかに聞こうものなら、「ナメんなよ」あるいは、「お前、馬鹿か」と怒り出すでしょう。

それをNHKのアナウンサーはやったのです。聞かれたどなたかも、怒るような様子もなく、テレビに映っていました。

アナウンサー:「女川原発でなければどこでしょう」
関村直人:「福島原発の可能性があります」

これが、日本の公共放送です。これが日本の最高学府東大大学院の教授です。

「可能性がある」

先ず〇〇だろう。次が△△だ。可能性として、三つ目は☓☓である。

「可能性」とはこういう風に、ほとんどあり得ないが、あるかも知れないという事柄に使われるものですよね。

質問するアナウンサーはNHKだからこの程度で別に驚きません。関村直人には、開いた口が塞がりませんでした。

なんでこんなバカが教授で日本の原発の指導的立場に居座っているのか、呆れ果てたのです。

電気は1日2回分割の計10時間、電話回線はブツブツ切れます。それで、いつかの日のために、ブログ原稿を溜めているのですが、今日ばかりは、関村直人を罵倒しないではいられませんでした。

まだまだ余震が続いています。私だって、いつ瓦礫の下になるか分かりません。女川原発に対面している私、関村直人のようなカスに一言言わないまま旅立ちしたら、死んでも死にきれません。

原発はカネばかりと思っていましたら、学問の世界にも悪性放射能をばらまいているのですね。

5月再開の時には、小国寡民にならべて実名を記すことにしました。世間に害悪を及ぼす個人に対してこれまで控えてきた攻撃を解禁することにしたからです。まずは予告編で。

小国寡民こと林 晃 宮城県石巻市網地浜浪入田24-1 【“女川原発 関村直人”の続きを読む】

冬眠明け

皆様:

ウォーミング・アップの途中で、今度の地震と津波。石巻市は陸側が壊滅的状況。同市の我が島もその余波が及んでいます。

先ほど、電話回線が試験的にでしょうか、復旧しました。

少し落ち着きましたら、正式に再開いたします。

冬眠から永眠に至らなかったことだけを、今日、お伝えいたします。

ご心配をお掛けしました。


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