ウソである。いつ成立したのかわからないような高齢者医療や裁判員制度が敗因であることは間違いなく、また、選挙民への説明不足が敗因と言っているが、説明すればするほど、票が減るのも間違いなかった。
このことを当人は知っていても、そう言わない。将であれば、こんなバカな政治を祭って、勝てと言う方が、どうかしているとはっきり言えばいいのだ。この位の気迫があれば、敵ながら天晴れとなり、春秋の時代なら、敵の王様に、スカウトもされよう。彼の弁は敗軍の将ならぬ敗軍の官だ。
自民・公明両党も、敗けたものだから、自分達の政策とは別と言っている。勝っていたら、「高齢者医療やガソリン税に国民(山口二区の選挙民を飛び越して)の理解が得られたもの」と勝因を政策に結びつけていた。二枚舌の使い分けだ。
それにしても、田舎の選挙にしては立派な結果だ。私は、山口という田舎政治のメッカ故、自民が勝ってもしかたがないと思っていた。今度の結果で、自民は完全にガタガタになっていることがわかった。公明党も、もはや学会員から見放されているのではないか。少なくとも、公明党の党員がかつてのような滅私奉公的な姿で、選挙活動はしなかったのではないか。ヒラの学会員も、上の指示に、「はい、はい」と笑顔で応対するだけで、投票はさぼったのではなかったか。
これから地方補選があれば、必ず自民は負ける。年寄りの後援会が、もはや頼りにならなくなったのだ。結構な事である。
一つだけ。前からの繰り返しになるが、民主党はガードが甘い。勝てば勝つほど、身辺をきれいにしておかないと、マス・コミの餌食となる。金、異性問題、自民の企業に相当する労組が加わる。労働貴族が紛れ込んでいる労組は、常に連座の危険がある。
また、現執行部の勝利を、苦々しく思っている議員・党員が党内部にうようよいると疑ってかかる方が、間違いが少ない。
浮き足立った自民党議員は、今後、なりふり構わず、民主の切り崩し、すなわち、新党結成にやっきとなる。その時に、ばらばらにならないよう、今から、たがを締めておくように。




