老いの一筆

Fair is foul, and foul is fair – Macbeth Act 1 SceneⅠ・・・きれいはきたない、きたないはきれい

囲碁は手談

先週、何千日かぶりに昔の碁仇を誘って池袋の名の通った碁会所に行った。

都会のどこからにこんなに多くの老人が湧いてきたのか、驚きであった。

石を碁笥からつまみ出すときのチャラチャラという音以外に音らしきものは聞こえない。

ここでは、日本語のヒアリングのレベルは問われない。

言葉のやり取りがないのだ。

手談とはよく言ったもの。

付:
1.自分は埼玉から湧いてきました。
2.碁会所は昔の言い方。今は囲碁クラブ、囲碁サロン。ここも漢字すたり英語栄える。
3.1日千百円で打ち放題。パチンコ屋では1時間で数万円が消えることがままあるそうな。

(11時30分開店の数分前)
170420準備

(開店の数分後)
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島と都会 ― 日本語のヒアリング能力

島の暮らしでは、1週間に一度、生協の共同購入日に人と会う以外、日本語を聞くことはなかった。

プロパンの交換、電力メーターの検針、宅配と書留郵便、この人たちとの挨拶は、「どうも」の一言である。

私は、「こんな人里離れた山奥に、どうもご苦労様です(どうもの使い方が間違っているかもしれない)。今度の時までに、道を作っておきますから、すいません(自称野草園は、ここ数年は腰痛で刈払い機が使えない、それで、敷地内の道が草で覆われている。雨の日には、来訪者のズボンはびしょびしょ、それですいません)」と話す。

私が聞くのは、「いやいや、それほど気に掛けていただくと、私の方が却って恐縮いたします。では、ごめんなさい。さようなら」という日本語ではない。「どうも」である。

ヤギ、イヌ、ネコ、ニワトリ、長い付き合いをしてきたが、ついぞ日本語を聞いたことがない。

都会に戻ってあっという間に1か月。

何が困るかと言えば、日本語のヒアリングが非常に衰えたことである。

スーパーのレジ(支払いはセルフの時代)、図書館の受付、ガソリンスタンド(セルフ)、市民プールの利用法、何から何まで、2度聞きである。

2度聞きに嫌な顔をされたことがこれまでなく、物事も無事に済んできたが、今日は済まなかった。

今日、25日の火曜日。

高齢者運転手の認知症講習会がある日である。

いさんで指定の事務所に行ったら、てんで通じない。受け付けでウェルカム!を期待していた私は拍子抜け。

今日は講習会はありません。

でも3月末に25日火曜と予約を取りましたよ。

怪訝(けげん)な顔々。

日常会話がしばらくあった後、4月25日でなく、7月25日であることが予約帳で分かった。私の名前がちゃんと載っていた。

帰り、無駄足を引きずりながら、はたと気がついた。

電話予約したとき、先方は「しち月」と言ったのだ。それを私は「し月」と聞き違えたのである。

私は壁に掛けてあるカレンダーをめくりながら電話で話していた。話しながら4月のカレンダーをみたら、25日(火曜)とあった。

まさか、3か月先の7月とは!

高齢者講習会が3か月先まで待たなければならないと知って、年寄りは島に限らないことを実感した。

同時に、私の日本語ヒアリング力の回復は大変であることも覚悟した。

付:
1.難聴の兆候はありません。純粋に日本語の問題です。
2.確認のために、私が「し月25日火曜ですね」と言ったと思いますが(確認は宮仕え当時の癖)、「しち月」と発音したのでしょう。「いいえ、4月ではありません、7月の25日です」とは返って来なかったことで分かります。してみると、スピーキングにも問題有りということになります。やれやれ。

都会の水と島の水

都会の水は市営プール。島の水は海水浴場。

20年ぶりだろうか、淡水で泳いだ。

驚いたのは、背泳ぎの時、躰が沈んでしまったことだ。

海水の濃度はたしか1.03。浮くのは当然。

海で浮かんだ感覚をそのまま持ち込んだことが原因だった。

都会に戻って週に2回のペースで通って、今は沈まない。

ただ、背泳ぎで見えるのは、天井のみ。

青い空に白い雲は、島に置いてきた。






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戦争の雰囲気

サラエボの一発の銃声から第一次世界対戦が勃発したという。

歴史の偶然と必然を話題にする時に必ずでる話しである。

戦争の始まりはこの一発からだが、戦争になった原因ではない。

既に、過飽和の状態の欧州であったから、ちょっと異物を落とすだけで、沸騰するのである。

たまたま、一発であっただけのことだ。

今、朝鮮半島がきな臭いと政府は躍起になって宣伝している。

北朝鮮は朝鮮民族の国家の一つである。文人国家である。武人国家である日本がかれらの立場にあったら、とっくに戦争をしている。

吠える犬は噛まない。

戦争になれば、朝鮮民主主義人民共和国は瞬時に崩壊する。将軍様には亡命先もない。死刑かよくて終身刑である。

その覚悟があるのが武人国家の長で、その覚悟がないのが文人国家の長である。

彼は噛む勇気がないから吠えているのである。

韓国から仕掛けるのはゼロである。ソウルがメチャメチャになるのが目に見えているからだ。戦利品はといえば、何もない。

それでも、軍艦や戦闘機の兵士が現場の雰囲気に負けて偶発的に交戦することはありえる。

だが、サラエボの一発にはならない。

直ちに、国連が動いて、収拾に向かう。

アメリカ、中国、動かない。

戦争なんかありえない。

日本政府は(安倍総理のことだが)戦争を望んでいる。日本にミサイルを発射する余裕がないから、自国は安泰。南北朝鮮を対岸の火であり、千載一遇の奇貨である。

(韓国もこの点をよく理解している。戦争を起こして日本に漁夫の利を得させるほどお人よしではない)

日本政府も先刻承知の助。

それでは、なぜ、扇動をくりかえすのか。

国内の軍需産業の拡大し、アメリカからの兵器輸入を拡大する、政府の狙いはこれである。

毎度のワンパターン。アホくさ。

ミサイル落下時の行動に関するQ&A

今、ネットで、見た。

また、どこぞの週刊誌が部数拡大の意図で、大衆を扇動しているのかと、それをまた、よくも、ネットのニュースの取り上げたものよと感心していたら、これが政府の音頭となっていた。

ついに安倍政権は週刊現代(ほか週刊誌)と発行部数(政権にとっては支持率)を争うことになった。

地震・津波発生時とミサイル落下をうまくごちゃまぜにしたものだ。

朝鮮がミサイルを50発一度に日本に落下させても、都道府県には1発だ。

「こちら日本政府です。只今朝鮮がミサイルを50発発射しました。全部、日本に向かっています。着弾地点は東京は豊島区、埼玉は川越市、宮城は石巻市。以下同文。地域の皆さん、直ちに「ミサイル落下時の行動に関するQ&A」に従って避難してください。繰り返します~」

どこに行けばいいの?

馬鹿げた話しである。

中央官庁の役人はヒマだからこんなことでもして時間を潰すのだが、忙しい地方公務員にとっては迷惑千万である。

たぶん、夕方のテレビでも報道することだろう。
テレビもヒマさえあれば、熱心に扇動することを旨としているものだから。

避難訓練に駆り出されないことを祈って、これを書いた。

付:
弾道ミ北朝鮮ミサイルへの対応、政府が都道府県向けに説明会
朝日新聞デジタル 4/21(金) 14:56配信

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